H29.5月の保育通信

たんぽぽ保育通信 H29.5月号

新学期が始まり1ヵ月が過ぎ、新しい環境にもだいぶ慣れてきたお子様達ではないでしょうか。
そういった頃に緊張の糸が緩み、発熱など体調を崩すお子様も増える頃です。
また、心地よい季節となりましたが、
お出掛けする際にも“ゆったり”のんびり”過ごせるように心掛けると良いかもしれませんね。


【最近の保育室の様子】

流行はすでに終わったものの、まだ時々インフルエンザでの利用のお子様がいらっしゃいます。
予防接種のワクチンの効き目も切れて、かかりやすくなっている事もひとつの原因ではないかとも言われています。
1年を通して“手洗いうがい”は大事ですね。
また、
お腹にくる風邪(感染性胃腸炎他)のお子様も多く目立ちました。

症状の“急性期”が落ち着き“回復期”に入り、
お子様が「食べたい」「お腹空いた」と“食欲が出始める時”
安心していつもの形態・種類の食べ物をすぐにあげてしまうと、
なかなか下痢等が良くならず長引いたりもします。

お腹に優しい物を少しずつ始めて・・・、徐々に“慣らしていく”ことが
回復につながりやすく良いかと思います。

また、脱水症状を起こしやすいので水分補給に気を付ける事も大切ですね。




【薄着と保育の関連性について】

“子どもは薄着が良い、風邪をひきにくい”とよく耳にします。

「うちの子は普段から薄着だから風邪をひきにくい」と思われる方もいれば

「薄着だから風邪をひいてしまった」という時もありますね。

しかし実際には“薄着だから”というより、”免疫力が落ちている“ ことで
ウイルス(風邪)にかかりやすいのです。

薄着のメリットは。。。

1.体温調節機能が育つ 2.自律神経の働きを活発にする 3.動きやすい等

まずは
“温度変化に対応できる体づくりをすること”が第一です。

基本的食事、睡眠などの生活リズムを整える等、適度な運動・遊びをしながら体力をつけ
“肌寒くなり始める頃”から薄着を心掛け始めるとともに
適度に体を温め(保温)、発汗によって体を冷やす事が無いように(吸水性)“肌着の着用”も大切かと思います。



【たんぽぽ病児保育室よりお願い】


病児保育室は「病気」のお子様達が利用する場所です。

先のお話から少しそれますが、
発熱でお顔を真っ赤にして「暑い」と暑がっている子もいれば、
手足を冷たくして悪寒で震えるほど寒がる子もいらっしゃいます。

そんな時に、暑がるお子さまにタートルネックセーターを着用していたり、
寒がるお子さまにショートパンツ?!の様なズボンやスカートを履かせていたりする事もあります。
(きっと着用した時には丁度良かったり、本人が選んで着てくれたのかもしれません)

体調の変化によって、こちらで衣服の調整をさせて頂き、
少しでも不快感を軽減させてあげられたらと思っております。

半袖・長袖両方の準備や、首元の苦しくない物・肌着・靴下の準備等のご協力を
どうぞ宜しくお願い致します。




医療法人社団千秋会 たんぽぽ病児保育室 2017年5月1日発行 編集者 大出

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