Q&A

小児科は何歳まででしょうか?
原則として中学校卒業までです。
けれども小児喘息やけいれんなど小児期に見つかって引き続き経過を見るような場合もしばしばあります。(from 院長)
副反応が心配ですが予防接種は受けたほうがいいのでしょうか?
ワクチンは改良されつづけており、体調を整えて接種していれば安全性は高いものです。
現在公費でワクチンが接種できる疾患は、どれも接種率が低下すると流行が懸念される疾患で、
罹患により命を失ったり障害を残したりする可能性の高い疾患ばかりですので、接種することをお勧めします。
おたふくかぜワクチンは任意接種ですが、おたふくかぜは回復できない聴力障害が残ることがしばしばありますので、
こちらも予防接種をすることで重症化を防ぎ、その可能性を下げたいものです。
座薬は冷蔵庫保存で一年以上もつと言われますが、また熱が上がった時のために、取っておいて使用しても問題はありませんか?
発熱したからといってすぐに解熱剤を使用することは、症状をかえって悪化させたり長引かせたりすることがあります。
是非診察を受けられて、確認してから使用してください。
風邪が治った後に残った薬は、また具合が悪くなった時に飲ませても良いのでしょうか?
お薬は、その子のその時の症状、体重などを考えて処方されています。
従って原則的には余ったお薬は廃棄して頂いた方が良く、安全です。
いつ、どの予防接種をうけたらいいでしょう?(乳児編)H18年9/26更新
満3ヶ月を過ぎたら、
体調の良いときに予防接種を受けることができます。

特に順番に決まりはありませんが、
BCGは6ヶ月までの期間制限がありますので、
まず優先的に予定されることになります。
各市から通知がきますので、それを見てください。

次に優先するのが三種混合(百日咳、ジフテリア、破傷風)になります。
一回目を接種したら
3週間を空けて合計3回を接種します。
BCGを先に接種した場合は4週間をあけてから始めてください。

BCGの予定までに余裕がある場合は、先に三種混合の一回目を済ますこともできます。
その後一週間あければBCGを接種できます。
BCG接種から4週間あけて2回目の接種となります。(一回目から5週後ということになります)

途中、風邪を引いた等で多少間があいたとしても
問題はありません。3回うけることに意味があります。
なるべく8週間以内に済ますようにしましょう。

集団でのポリオが予定されていて途中に挟まる形になっても
問題はありません。

ただこれらの場合、
三種混合から、BCGまたはポリオまでは一週間以上、
BCGまたはポリオから、三種混合までは4週間以上の日数を
空けなくてはなりません。

 *間隔日数をよく見て計画を立ててください。*

また、BCGとポリオ両方をはさんでしまうと
三種混合3回の接種が間延びしすぎてしまうので、
3回のうち2回はそれらを挟まず接種する計画をお勧めします。

ポリオは
小平市は4,5月もしくは9,10月に個別に接種、
それ以外の周辺の市は集団で接種となっています。
問診表には「6週間以上空けて2回」となっていますが、
生ワクチンの性質上、2回は時間を空けたほうが良く、
春と秋のように
    ★★季節を分けて接種すること★★をお勧めします。
お互いに独立した接種なので、1年以上互いに空いても問題はありません。

1歳の誕生日を迎えたら、
麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)を早々に接種します。

ここまで来れば一段落です。
いつ、どの予防接種を受けたらいいでしょう(幼児期以降)
一歳以上で任意接種となっているワクチンには
おたふくかぜ と 水痘(みずぼうそう)
があります。
おたふくかぜは、
髄膜炎、膵炎、難聴など後遺症を伴う合併症がでる可能性があり、
罹病期間も長く(早い人で10日前後。長い人は一月程かかることもあります。)
これといった特効薬もありませんので、
予防接種をなさることをお勧めしています。

保育園や幼稚園など集団に入る前にすませておかれると良いと思います。

水痘は、
早くの接種を勧めていらっしゃる先生もありますが、
欠席期間や痕が残る頻度などから考えて
小学生になるまでにかからなかったら接種するくらいでよいのではないかと思っています。

また、未接種、未罹患の場合、水痘に罹患した人と接触したことがわかったら、
2日以内なら緊急予防接種が発症を抑制、もしくは軽症化してくれる効果が期待できます。(水痘と麻疹のみ)


今は休止になっていますが、日本脳炎のワクチンが
近いうちに新しいワクチンで再開される予定です。(3歳から)

日本脳炎は、まだ無くなっていないこわい病気です。
市報などで情報がでるものと思われます。
再開されたら接種なさることを
強くお勧めします。